大きさも種類も沢山ある電子レンジ。
適当に安いものを購入した結果、温め機能に不満が出たことはありませんか?
無駄に高いレンジを買う必要はありませんが、選ぶ基準がわからないと自分に本当に必要な機能をもつ電子レンジは選べません。
この記事では
- どんな電子レンジを購入すればいいかわからない
- 電子レンジにはどんな種類があるか知りたい
こんなお悩みをお持ちの方がは自分にピッタリのレンジを探す手がかりになります。
リチコ
現役の家電量販店員として多くのお客様に日々電子レンジを販売している私が、選ぶポイントを3つに絞ってお伝えしますね!
そのポイントとは
- 庫内容量
- センサーの種類
- 電子レンジの種類
この記事を読めば自分にあった電子レンジを選べるようになります!
目次
庫内容量
一般的に電子レンジには家族の人数に合わせた庫内容量が必要とされます。人数が増えるとその分お皿が大きくなったり、料理の量が増えます。数年内に家族構成が変わりそうであったり、子供が小さいご家庭なら数年後には食べる量が増えたりするのでそれも見越して選ぶようにしましょう。
目安は以下をご参照ください。
人数 | 庫内容量 |
---|---|
1人 | 20L以下 |
2人 | 20~25L以下 |
3人 | 25L~30L以下 |
4人以上 | 30L以上 |
ただし、1人暮らしでも大きめの皿の使用やコンビニ弁当を温めするなら大きめのものを選ぶのがオススメです。
電子レンジの種類
電子レンジは大きく3つの種類があります。
- 単機能レンジ
- オーブンレンジ
- スチームオーブンレンジ
それぞれ電子レンジの使用用途によって選ぶ基準が違いますので、簡単に説明していきます。
温めのみ使用なら単機能レンジ
単機能レンジで十分です。が、単機能レンジは基本的に15Lまでしかないので、家族が多い場合は選択肢から外れます。ご年配のご夫婦のみで温めしか使わない場合や一人暮らしの方向けですね。
また、単機能レンジには庫内底面がターンテーブル式かフラット式で更に分かれます。
ターンテーブル式
昔からよくあるターンテーブル式レンジ。円盤のテーブルの端に食材を置いて回転しながら電磁波を当てて温める方式です。安価な電子レンジに多く採用されています。
回転しながら温めるので、四角いコンビニ弁当だと引っかかってしまいうまく加熱できない事も。
フラット式
庫内に描いてある円の中に食材を設置して温める方式。テーブルがないので、庫内が汚れたらすぐに汚れを拭けるのでお手入れしやすい。また、回転しないので大き目のコンビニ弁当なども庫内にはいるサイズであれば温め可能。
リチコ
オススメはお手入れがラクチンで大きいお弁当やお皿も加熱しやすいフラット式の電子レンジです!
オーブンを使いたいならオーブンレンジ
単機能レンジに比べると値段はあがりますが、料理が好きな方はハンバーグや唐揚げ、お菓子も作れるオーブン機能がついたオーブンレンジを選ぶとよいでしょう。
また、オーブンレンジであればトースターがなくてもパンを焼けるので台所のスペースの関係でトースターまで置けない!という方にもおススメ。ただし、パンの焼き上げはトースターよりも時間がかかる場合があります。
オーブンレンジを選ぶなら、上面のオーブン熱源がフラットなタイプだとお手入れが楽ちんですよ。
色々な料理をレンジで作りたいならスチームオーブンレンジ
オーブン機能に加え、スチーム機能がついているスチームオーブンレンジは高級機に多いです。が、蒸し物や離乳食用に野菜を手軽に蒸せたりと料理の幅を増やせますしボタン一つで一品完成させることもできるので時短にも活躍します。また、スチームで庫内の汚れを落としやすくする機能や機種によっては食器などスチーム除菌する機能を備えているものも。
減塩をうたっている機種なら健康を気にする人にもオススメできますね。
センサーの種類
自動あたための機能がある電子レンジはボタン一つで食材を温める事が出来るので便利です。それには食材の状態を感知するセンサーの性能が大事なんです。
センサーの種類によっては自動での温めがうまくできずに、ガッカリなんてことも。高性能なセンサーを搭載している機種は温め解凍がムラが少なくできますし、複数のセンサーを搭載してそれぞれのデメリットを補っているものもあります。
しかし、自動温めの機能として考えるならオススメは赤外線センサー搭載の機種です。高級機に搭載されている事が多いですが、手間なく失敗少なく自動で温めたいなら赤外線センサー搭載の電子レンジを選びましょう。
赤外線
食材の表面温度を測定し、自動加熱できる。このセンサーが搭載されていると、食材をお好みの温度に温めることが可能です。(猫舌だから50℃くらいに加熱したいなど)小さいお子様がいる家庭などで使いやすい。
デメリットはオーブンの使用後など庫内温度が高いとセンサーがうまく働かないため自動温めができないので注意。
湿度センサー
食材を加熱した際にでる蒸気の量を測って自動加熱する。デメリットはラップなどで密閉して蒸気がでなくしたり、加熱しても蒸気がでにくい食材だと加熱しすぎる場合がある事。
逆に蒸気が出やすい食材は加熱が終わっても外側が熱くて中までは温まってない事も。
温度センサー
庫内の温度を測定する。主にオーブンを利用するときに使うセンサーなので、単機能の電子レンジではあまり関係ないセンサー。
オーブンレンジのオートメニューでオーブン料理を作る際に焼き上げ時間を設定したりします。
重量センサー
食材とお皿の重さから加熱時間を計算する。(200gぐらいだから何分〜といった感じ)
オーブンを使用した後でも自動あたため機能が使えるメリットもあるが、お皿が重たかったり、逆に軽いと上手く加熱できない。また、食材自体が軽くても温めが失敗しやすくなる。
電子レンジの選び方まとめ
本記事では電子レンジの選び方についてご紹介しました。最後に選び方のポイントをまとめてみましょう。
- 庫内容量
人数 | 庫内容量 |
---|---|
1人 | 20L以下 |
2人 | 20~25L以下 |
3人 | 25L~30L以下 |
4人以上 | 30L以上 |
- センサーの種類
自動あたため機能を使うなら赤外線がおススメ!しかし高額なモデルにしか搭載されていないことが多いため、低価格で探すなら複数の機能が合わさったモデルにするといいでしょう。
- 電子レンジの種類
レンジの種類 | 説明 |
---|---|
単機能レンジ | 温めしか使わない人向け。低価格 |
オーブンレンジ | お菓子やオーブン料理などしたい人向け。 |
スチームオーブンレンジ | レンジを使った料理をしたい人向け。高額。 |
本記事を参考に、自分にぴったりの電子レンジを探してみてくださいね!
それでは、家電量販店員ブロガーのリチコ(@richi_fuyu)でした!